鍛造銅器　寺山光廣 「燗付け」

鍛造銅器　寺山光廣 「燗付け」2019年に新宿伊勢丹で開催された個展、〈寺山光廣　鍛造銅器・銅鍋展〉で購入しました。日本を代表する銅作家、寺山光廣氏がひと打ちひと打ち槌をふり、作り上げた酒器です。銅の持つ力強くて張りのある曲線が印象的。同じものが2つとないこの酒器を、日々使い込んでいただき、その変化していく風合いをお楽しみください。サイズ：23×11.5×13未使用で飾っていましたので良い状態です。箱やリーフレットは残っていません。鍛造とは、金属を叩いて圧力を加えることで強度を高め、目的の形状に成形する技術です。この叩く作業を「鍛える」というので、「鍛えて造る」ことからこの製造法を「鍛造」と呼ぶようになりました。個展リーフレットより無機質な硬い金属素材にむかい、ひと打ちひと打ち鎚をふる。やさしさの内に秘めた、力強い張りのある曲線を造形の基本にすえ、日常的に使う道具としての、機能の高さと使うことの楽しさをめざしています。銅の熱伝導の良さと温かい風合いを生かした銅鍋や様々な銅器。日々、使い込んでいく道具を通して、食と生活を見直すことが出来ればと思います。

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